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#04 《全部》じゃなきゃ、意味がない。

「よし、じゃあ監督はお前がやれ」

「えっ、1回もやったことないんですけど…」

「だって、お前しかいねぇんだから、しょうがねえだろ」

「はぁ、じゃあ…やってみます」

 

すいません、これがワープ初撮り下ろし作品の、監督選定でした。

おおげさじゃなく、ほぼ、このまんま
上の4行くらいのやりとりで、今じゃ考えられないくらい、いい加減に、
監督をきめました。

で、この記念すべき初撮り下ろし作品を、「とりあえずやってみた」奴が、
23歳の時の黒澤あららでした。

他にもありました。

「どれくらい、必要なもんなんですかね、精子」

「30とか、40は必要だろ」

「えっ、そんなに集まります?」

「集めるしかねぇだろ」

「どうやって?」

こうして、

《精子を集める》

という、
幼少の頃、まさか自分がそれを行うことになろうとは、
想像だにしなかった難儀なミッションを
知名度もお金もない会社が、
今みたいにインターネットも発達してなかった時代に

誰でもできる簡単な仕事、時給\000も可能、都内にて、日払い。

と、スポーツ新聞の三行広告に掲載することで
なんとか17人のエキストラ男優を集めて、乗り切ったのは、
撮影前々日のことでした…。

 

今回こうして、10周年を記念した何か、を作ろうと考えたとき、
いつも、はじめに浮かんでくるのは、
こんな、ドリシャにまつわるエトセトラでした。

でも、「ワープといえば、ドリシャだよね」と言われはじめた頃、

ワープは、ドリシャだけじゃない!!

と、ドリシャの呪縛から抜け出したい時期があったことも事実です。

そんな僕らが…、いや、正確にいえば、僕が、
やっぱり心のどっかで、「ワープといえば、ドリシャだよね」と
自分自身がいちばん思っていて、
なんだかんだで、いちばん思い入れがあるんだと考えたとき、
今回のコレは、絶対に箱の中に入れようと決めました。

そして、予想通り、大反対されました。

ずばり、コストがかかりすぎでした。

《思いついたから、どうしてもやりたくなっちゃった》

だけのことを、
お得意の「後付けトーク」を駆使して、

いかに、今後のワープにとって有意義であるか

という位置づけに変換して、説明・説得しましたが、
僕のことをよく知る役員の奴らには、まったく通用しませんでした。

名作といわれるモノだけをチョイスして

とか、

売り上げベスト10とかだけを

という提案もありましたが、

全部じゃなきゃ意味がない、という思いは譲れませんでした。

そこで僕は、

「誰がなんと言っても、絶対入れる」

という、中小企業の社長マル出しな戦略に方針を転換しました。

みんな、しぶしぶ、ブツブツ言いながら、不満たらたらで、快諾してくれました。

そんなこんなで、ドリームシャワー全巻、を入れました。

夢汁 全部のせ

っていう名前で、橘れもんまでの70作品が、ファイリングされてます。

今や、ワープの社員すら、なかなかお目にかかれない作品も多数、入ってます。

知る人ぞ知る、癒し系ルックスのエロ女優・舞田奈美チャンも、
最近復活された希代の熟女女優・牧原れい子さんも、
ありえない美しさで一時代を築いた、三浦あいかチャンも、
むちむちボディのお姉さん・麻宮淳子チャンも、Hカップの聖さやかチャンも、
ロリ巨乳の最終形とも謳われた、秋本優奈チャンも、
発売から7年以上たった今でも、月間100枚以上売れちゃう、光月夜也チャンも、
やばい、やばいが口癖の小悪魔・星崎未来チャンも、
某芸能事務所オ●カーに在籍してた長身美脚の渡瀬晶チャンも、
ドリシャ最高傑作の呼び声も高い、小泉キラリちゃんも…

振り返ってみてはじめて気づく、
とんでもないシリーズの、その全てのディスクを
フルコンプリートさせていただきました。

まずは、好みの女優さんのを繰り返し見たりしながら、
たま~に、違うのに手を出してみたりして、
で、何ヶ月後かに、

あっ、コレ見たことないんじゃね?

なんて、
衣替えで久々にひっぱりだしたダウンのポケットに、1000円札が入ってた時のような
妙にお得な気分になりながら、
全巻すべてをお楽しみいただけたら、なんかとっても、嬉しいです。

それと、この、

夢汁 全部のせ

ですが、

外部の人間に行った事前アンケートで多数存在した
コレだけが欲しい、という方がいらっしゃるんではないか
という意見を参考に、別売りにて、販売することも考えています。

詳しくは、後日発表する、販売方法にてお知らせいたしますので
もうしばし、お待ちください。

それでは、また明日。


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