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うちの年増な娘、紹介します。/武藤あやか

皆様にうちの年増な娘を紹介します…。あの子が生まれた時の事は、34年経った今でも鮮明に覚えています。子供が大好きだった私達夫婦でしたが、中々子宝に恵まれない中、現在のような不妊治療も発達しておらず、半ば諦めのようなものもあった折に授かったものですから、それはもうこの上なく溺愛しました。今思えばお恥ずかしい話ですが、御近所の方々に見せびらかしたくて、生まれて間もない娘を抱いて、一軒一軒回った程で、娘になら無償の愛を捧げる事ができると心の底から思えました…。時は流れ、団塊の世代である私が定年退職し、妻にも先だたれてあやかと二人っきりの生活が始まると、気付いたのです“私は娘を何も知らない”と。娘から見た時、父と母とでは圧倒的に母親との関係の方が深いのです。母親は自ら身体を痛めて生んだ我が子を一心同体と考え、根底では生殺与奪の意思があると私は考えています。しかし、男、父はそうではないのです。私は絶望しました。自分では娘を可愛がっていたつもりでも、間接的に繋がっていただけなんだと…。娘の成長していく様をもっと見たかった。娘をもっと愛したかった。少しずつ膨らんでいく乳房や、多感な時期に迎える初経、生い茂っていく陰毛。妻が見ていたであろう光景を、私は瞳を閉じて探りましたがそれは無為なものとして消え去りました。が、刹那に私は思ったのです。今からでも遅くはないのではないか…と。自分がどれだけ恐ろしい事を考えているかはわかっています。畜生以下の狼藉者だと言う事も自覚しています。それでも、本当の意味で娘を愛するには一つになるしか道は無いと思ったのです。でも、老いと言うのは皮肉なものでした。私の陰茎は既にその機能を失っていたのです。それでも諦めきれない私は、他人に娘を寝取らせる事で興奮し、男性機能を元に戻す事ができるのではないかと考えました。最初娘は、嫌悪感を露わにしていましたが、いつの頃か私達親子の関係は共依存となり、私が娘を寝取らせる事で娘は自分の存在意義を確認する間柄に。こうして私の言う通りに行動する献身的な人間になってくれました。しかし考えが甘かったと痛感しました。娘がただ単に犯されているだけでは私に何の変化も生まれません。どうすればいいのかわかりませんが、現状では手探りで試行錯誤していくしかないのです。でも、いつの日か、きっといつの日か娘を愛せる時が来ると信じています。決して不可能に思える事であろうとも、心の中で思い描ける事は実現可能なことなんですから…。

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